ぽてこの日記

今日も今日とて小競り合い

9月8日 胃の合う友人、A子

「これすごく美味しいの。好きなの」って会うたびにちょっとした手土産をくれる友だちがいる。

 

それが毎回もれなく美味しい。

大手スーパーPB品のポテチのときもあれば、行列をなしてるのに見覚えがある洋菓子、通販で定期購入してるというドライジンジャー、家の近くのメロンパン、旅行土産の発酵バター、時にはお取り寄せハンバーグまで。

〝わたしが見つけたうまい物〟というお題で、いつも何かしらくれる。

 

コロナ禍においては、近所に美味しそうなデカフェの焙煎コーヒー見つけたーーといってドリップパックとビスコッティが届いた。

翌朝、パンの代わりに食べようとしたらすっごく硬くて歯が折れるかと思っていたまさにその時、タイミングよく連絡がきたので「クッキーがスーパーハード」って送ったら「ビスコッティはコーヒーにつけて食べると美味しいよ。そうだと思ってないかなーと思った」と教えてくれた。

 

歯を粉砕するいきおいだった硬クッキービスコッティは、コーヒーを纏うと一転、ぎっしりと詰まったドライフルーツが豊かに香ってとても美味しかった。

感想はそのままラインした。

 

なんでいつもおいしいものをくれるのか。ついには送ってくれるのか。

尋ねる代わりにお気に入りのクッキーをわたしも送った。

後日「これ好き。おいしい〜毎日食べちゃいそ〜」とラインがきた。

 

そんな胃の合う友だちA子と、久しぶりに会うことになった。

少し早めに家を出て、好きな洋菓子店でクッキーを買って待ち合わせへ。(クッキーしかないんかw)

会うなり、やっぱりA子は手に小さな紙袋を持ってて、帰りに「これ、わたしフィナンシェ好きなの〜」といって今日は缶入りのフィナンシェをくれた。

 

なんというか、20代だったら絶対になかったこのやりとり。

誰かの家へ遊びにいくときの手土産ともちがって、シンプルに「これおいしいよ」を渡し合うっていう。

家族の分とか一切気にかけないのもまたいい。

 

ネットで流れてきたナニコレおいしそう〜〜情報をメモっとくとか、通りすがりで匂いにそそられて気づいたら列に並んでいることとか、パッケージがツボで買わずにはいられなかったこと等等(の浪費)。この道はA子に通ず!と思えば、ええじゃないかええじゃないかという気がしてくる。

おいしかったら誰かに買おうー。って、あれ?これ、もしかして東京の最高の楽しみ方なのでは。

 

....というわけで、そろそろクッキー以外広げたい。 

A子の一目おいているところは、しれっと紙袋に一緒にはいってた小さなスナック菓子まで抜かりなく美味しいところだ。

わたしがテレビをみながら夜ポリポリ食べてたら(この時は甘じょっぱい味のピーナッツ)夫がつまんで「うまっ。なにこれ。うまっ!」とうるさかった。こういうことが何度もあった。

それを経て、甘いものにあんまり興味ない夫だがA子チョイスだと知ると積極的につまんでくる。

 

高くて美味しいとか、なかなか買えないとか、話題だとか。

そういう情報にそもそも興味がないA子は、単に何かを買って食べることが好きで、日常それを繰り返してておいしかったらリピートするというシンプルかつ最強の方程式で正解を導き出している気がする。

そして、その正解をわたしはシンプルに頂戴している。フォッフォッフォ

 

考えてみたら、A子は人付き合いもそういうところがある。わからないことはわからないと言うし、周囲の意見を聞いてもそれを先入観とせずにいつも自分の目で見てる感じ。

わたしは人から強い意見を投げられると、思ってもみなかったことでもなんとなくその土俵に乗って喋ってしまうんだけど、A子は隣にいても「へー面白いね。なんでそう思うの?」と力の抜けた笑顔で返している印象だ。一線引いてるともちがって、安易に型にはめないというか、わかったフリをしないというか。それがなんか心地よくて、彼女のまわりにはいろんなタイプの人が集まってくる。

ただ、大層抜けてるところもあってぶっ飛んだ変わり者も少なくない。だから、友だちも呼んだーと言われると身構える。笑

 

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この日は、日本橋でランチをたべて久しぶりにいっぱい喋ったら元気が湧いてきて、三越でやってる英国展を覗いてみようということになった。

 

1Fのがらーんとした雰囲気から一転、7F催事場は大盛り上がり。紅茶だけでも何十店舗が出店してて、スコーンやらクロテッドクリームやらを並べたお店には長蛇の列ができていた。

わーすごいねーーーと、在英歴の長いA子とウロウロしてると、まったく地味なショーケースの前で立ち止まって財布を取り出す気配が。

 

見るからにずっしりと甘そうなキャロットケーキとヴィクトリアケーキを一つずつ、迷いなく購入していた。

 

わかるよ、紅茶に合うよね。

 

 

そーいえばロンドンでも、一緒に出かけると彼女が立ち止まって財布をだしてるこの光景なんどもあったなぁと思い出した。

 

ちょこちょこ買い楽しいよね。

 

 

f:id:suratanmen:20200910133223j:imageフィナンシェ、外がカリッとしててめっちゃおいしかった。全部味がちがうことに気付かず夫に一つあげてしまった。チッキショーーー

ちなみにA子というのは、ヒースロー空港に降り立ったその日に待ち合わせたこの子(↓)。出会ってからずっと仲良くしている。

www.suguneru.com

 

#胃の合う友人