ぽてこの日記

今日も今日とて小競り合い

空回る自意識

LINEのアイコンをウィンブルドンの駅ではしゃいだ写真にしていて、

そんなことすっかり忘れてたのだけど、この前初めて会った人に「テニス好きなんですか?」と聞かれて「あぁ、ええ?まぁ...」と怪訝な返しをしたら、その方はテニス観戦が好きでアイコンからわたしもそうなのかな、と想像してくれていたらしかった。

それを聞いて、あぁ!はい、好きです、これは新婚旅行でウィンブルドン観戦にいったときの写真なんですけどねー、と伝えてそこから会話が回りだした。

 

 

こういうことが、よくある。

 

テニス好きなんですか?

好きです!

 

でいいのに、めんどくさい私は、聞かれた瞬間に

 

好きは好きだけど、、、最近全然見れてないし、正直いまの圭がどんな感じかもあんまり追えてない。

オリンピックは観たけどWowowも入ってないし... 勝ち進んでたら観るくらいのレベルだし.....あの時だれが対戦相手だったかとか全然覚えてないし....

 

テニス好きっていっていいのかな......とあれこれ考えて、

「あぁ...まぁ..はい」という誰も得しない返しが生まれてしまうのであった。

 

「本好きなの?」もそうだ。

「うん、好き」と軽快に返すときもあるけど、相手によっては「あれ読んだ?」とか連続できかれてどれも読んでなかったりするとガッカリさせてしまうし会話が続かなくなってしまう....わたしの読んでるジャンルだってかなり偏ってるし、kindleしか読まないから紙の本しか出さない作家さんのはほとんど知らないし....

 

「あぁ...まぁ..はい」

 

 

 

「料理好き?」

うーーーん...料理するのはどちらかというと好きだけど、ベースは常に面倒くさいと思ってるし、、それに料理好きっていうと、なんか料理上手?得意?みたいに聞こえてそれは違うし、今度遊びにきちゃったりする時に作るの全然いいけど無駄にハードル上げてない!?得意ではないのに!

あとさ、家族がいる前でいうといい妻やってますアピールかよ!ってなって変な感じになんない?!

 

 

 

「あぁ...まぁ..はい」

 

 

要は先回りしてガッカリさせたくない。

否「ガッカリされたくない」ことに尽きる。

 

相手からのガッカリを恐れるあまり、盛り上がりようのない返事を一投目に返すって、それこそバカなのかよと思うのに未だにこれを時々やってしまう。

 

 

ちょうど先日、

友だちがNYのジムで、トレーナーに「どんな音楽が好き?」って聞かれて「うーん........とくに....無い」って返したら「なんで?君は音楽ぜんぜん聴かないの?何かは聴くでしょう」って言われて「うん」「それを教えてよ」って言われた、という話しから、わたしたちは「何が好き?」って聞かれた時に自意識過剰に構え過ぎているというテーマで盛り上がったのだけど、誰も「好き」の度合いは聞いてないし、そんなの相対的に測れないんだから軽快に答えていこう!と誓いあった矢先だったというのに。

 

くそぅ。

 

 

あと、これは別の問題なのだけど、

わたしは熱しやすく冷めやすい上に忘れやすい。ブログだけ読んでると意外に思われるかもしれないが、どんなにハマった小説でも肝心なオチをまったく覚えてなかったりするし、基本的に読んだそばからどんどん忘れていく。ハマった俳優さんが何歳とか、誕生日がいつとかそういうのもまっっっったく覚えられない。

だから、オタクと呼ばれるような人や詳細なデータを当然の如く記憶している人に憧れているところがあって、そういう人の「好き」こそ本物のような、そんな気がしてしまうのだ。

 

....他人の「好き」が自分のより本物っぽかったとしてそれが何なんだよ、とも思うのに。

 

でももしやっぱりジャマイカ出身の友だちに「レゲエ好き?」と聞かれたら、結構好きでも一瞬グッとはなってしまうよな。うん。

 

 

昔、ロンドンでアパレルショップをやっている先輩たちとお酒を飲む機会があった。イーストにあるお洒落な家で、一人がギターを弾いて遊びながら話題は「ビートルズ」へと移った。当時わたしは英語の勉強も兼ねてビートルズの歌詞を書き起こしたり映画や舞台、BBCの特集を見まくっていた。一番好きなのは今も昔もジョンレノンだ。

 

 

 

「4人の中だったら誰が好き?」

 

 

私「ぽ....ポール

 

 

 

説明しよう!!!簡潔に!

「ジョンレノン」→ベタすぎて浅いと思われそう→....なんかもっといい感じのセンスある系の一目置く系の深みのある子と思われたい→「ぽ、、、、ポール」爆誕

 

 

 

先Ⅰ「えー、あいつ一番不良でしょ。笑

やっぱさ、結局ジョンじゃない?」

 

先Ⅱ「わかる」

 

 

 

 

 

なぞのポール派として酒を煽ったあの夜を忘れない。

 

じいしき‐かじょう〔‐クワジヨウ〕【自意識過剰】

[名・形動]他に対する自己を意識しすぎること。自分が他人にどう見られるかを考えすぎること。また、そのさま。「自意識過剰になる」「自意識過剰な人」

 

f:id:suratanmen:20210910172749j:image当時の写真でてきた。雰囲気に呑まれんな、そしてかますな。